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[一戸建てとマンション] 2007.02.14
一戸建てとマンション、どちらを選びますか?
立地条件や価格、ご近所付き合いなど、いろんな観点での比較もありますが、前回に引き続き住み心地の観点で比較してみました。
◇どちらも快適?
物件ごとの断熱レベルや日照条件などによっても左右されますが、前回の熱容量の効果もあって、高気密高断熱の一戸建てとマンションが同じようなレベルの快適性になるのはよくあることです。
逆に言うと、戸建住宅ではきちんとした断熱性能であることが、快適な住み心地を実現するための必須条件となります。特にマンションから戸建て住宅に住み替える方は、家の断熱性能にしっかりこだわらないと、これまで経験していない寒さに悩まされることになりかねないのです。せっかくの新築一戸建てなのに、住んでがっかりするのはいやですよね。 
また、マンションはマンションで、断熱性能に気を使わないと別の問題が起きることがあるので、両者の違いをいくつか挙げながら見てみましょう。
◇外と面する部分
一戸建ての場合、必ず上下(天井・床)+4方位(壁)の6方向で外と面することになります。(基礎断熱の場合は地面との熱移動を考慮して断熱設計します)
一方マンションでは、多くの方が住む中間階の中間住戸では2方向しか外と面するところがありません。最上階最下階の端住戸でも4方向までです。このことも快適なマンションが比較的多い理由の一つでもあります。
ところが、外に面する部分(外壁や窓)が少ない分、部分的な断熱性能はそれほど高くないのが普通です。
※ここからは関東以南での設計を例にとって説明します。
例えば窓、戸建住宅では今やペアガラスは当たり前、サッシ枠まで断熱タイプを使用する事が多くなっています。
(セキスイハイムの商品では、アルプレックスサッシなど)
一方マンションでは、最近ペアガラスを採用する物件も増えてきてはいるようですが、まだまだ普通の単板ガラス+アルミサッシの物件が多いのではないでしょうか。
このためマンションでは窓の結露に悩まされることになりがちです。以前[加湿器の活用]でも書いたとおり、暖房時の部屋の空気は乾燥しすぎないようにした方がよいのですが、単板ガラスでは湿度40%ぐらいでもかなり結露します。また、ガラスだけペアガラスにしてもサッシがアルミのままでは窓枠部分の結露を防ぐことができませんので、本当に結露を解消したければサッシごと断熱タイプに交換する必要があります。
(通常の分譲マンションでは、窓を専有部分ではなく共用部分と定義しており、サッシやガラスを交換するには管理組合の承認が必要となることが多いのでご注意を。)

また、マンションでは窓と同じように外壁の断熱性能もそれほど高くないことが多く、外壁側に家具をぴったりつけて置くと、家具裏の壁にカビが生えたりすることがあります。これは家具の断熱性能によって、家具裏の温度が低くなってその分相対湿度が高くなるためです。(家具=空気の箱しかも木製なので結構断熱性能が高い)
よく、湿気をこもらせないために家具は壁から離しておきましょうといいますが、暖かい空気を家具裏にも通りやすくして壁付近の温度をできるだけ低くしないという意味もあるのです。
◇間取りの違い
マンションでは、外に面するところに居室を配置して、洗面や浴室、トイレなどの水まわりを中央部分に集中させる間取りが多く見られます。こういったプラン形の場合、南側のリビングは暖かくても、北側に配置されることが多い寝室や子供室が寒くなりがちとなります。 
戸建て住宅では、水まわりは北側に並べるプラン形が一般的。住戸の中央部分にあるマンションと違って、洗面や浴室、トイレが寒くなりがちとなります。(ただし、窓をとって明るく計画することもでき、ジメジメ感には悩まされにくいというメリットはあります)
当社住宅では、次世代省エネ基準を大きく上回る断熱性能と、ハイムのウォームファクトリーやグランツーユーの全館暖房によって、水まわりも寒くない家を実現しています。
さて、一戸建てとマンションそれぞれに違う困りごとが起きる可能性があることお判りいただけたでしょうか。いずれにしても、せっかく新しい家を購入するなら、間取りやインテリアだけでなく、快適な住み心地も考えて断熱性能にもこだわってみてはいかがでしょうか。
 

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