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[遠赤外線についてその1] 2008.1.11

すっかり寒くなり、暖房器具が活躍している季節ですね。さて、暖房器具の中には「遠赤外線効果」をうたったものが多くあります。すっかりお馴染みとなった「遠赤外線」、皆さんどのくらい正しくご理解しているでしょうか?今回は「遠赤外線」についてお話します。

◇遠赤外線はなにから出る?

何か特殊な材料からだけたくさんの遠赤外線が出ているのでしょうか?
いいえ、すべての物から(生物・植物からも)遠赤外線は常に放射されています。その量が多いか少ないかは、「材質の違い」よりも「温度が高いか低いか」の方が影響が大きくなります。同じ温度でも放射量がはっきり少ないのは金属類、家庭にあるものではステンレスやアルミなどでしょうか。
その他身近にあるプラスチック、紙、木、金属でも塗装されているものなどは、同じ温度であれば遠赤外線の放射量にそれほど大きな差はありません。
(※厳密には、温度域や波長によって放射率が違ったりしますが、日常生活上のおよその話として書きました。専門家の方つっこまないでくださいね。)

そして、すべての物質同士がお互いに放射しあっています。放射しあう相手がいないと、受け取ることができない分だけまわりの空気の温度よりも下がっていきます。
(よく晴れた夜ほど、雲からの放射が受けられない分だけ地面の温度が下がり、朝の冷え込みがきびしくなる「放射冷却」も同じ原理です。)

◇遠赤外線効果で体の芯から暖まる?

残念ながら、遠赤外線は体の内部まで浸透することはありません。遠赤外線は皮膚の
ごく表面で熱に変わります。体の芯はもともと一定温度に保たれていて、寒いときに
冷えるのは表面や指先などの末端部分、ここを効果的に直接暖めてくれるので「芯か
ら暖まる」という形容的な表現となるのでしょうね。
科学っぽく原理を書いたセールストークには間違っているものが結構見受けられます
が、つっこむとキリがないですし効果とは関係がないのでここまでとしておきます。

さて、今回は原理的な内容でしたが、次回家の中での遠赤外線のお話です。

[遠赤外線についてその2]へ

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