その1で「遠赤外線」の基本的なお話をしました。今回は家の中での快適性との関係です。
実際の暮らしの中では、壁や天井・床と人体との間での遠赤外線のやりとりが快適性に影響してきます。家の断熱性能が低い場合、各部の表面温度が低いため、人体が受け取る遠赤外線量も少なくなり、同じ空気温度でもあまり暖かく感じることができなくなります。 秋に自然な室温で20℃のときと、冬に暖房で室温を20℃にしたときとでは、同じ室温でも冬の方が肌寒く感じますよね。床に接触している足から直接熱を奪われやすいことも原因のひとつではありますが、放射温度が低いことも影響しています。
この影響を抑え、比較的低い室温でも快適にするためには、家の断熱性能を高める必要があります。
太陽光の暖かさは、主に近赤外線によるものです。逆に室温が外に逃げるときには部屋の空気で暖められたガラスが放射する遠赤外線。この違いをうまく利用したものがLow-e複層ガラスです。(ハイムではハイカットペアガラスと呼んでます) 太陽光の近赤外線は比較的通しやすく、部屋から逃げる遠赤外線は通しにくい性質を持っていて、昼間の太陽熱を十分に取り入れ部屋の中を暖めながら、その熱を逃がさないという効果があります。
以上、暖かさに関係が深い遠赤外線、家の造りでもその効果が変わってくるというお話でした。