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[除湿機の種類と特徴] 2008.4.21
前回ご紹介したように、室内干しに便利な除湿機。今回はその方式についてお話します。
◇除湿機の種類

除湿機には大きくわけて二つの方式があります。
1つ目はコンプレッサー式、エアコンの室内機と室外機がまとめて入っているようなもので、除湿原理もエアコンと同じ、冷たいところに結露させて湿気を除く方式です。
2つ目はデシカント式、まず吸湿性のある素材で湿気を吸い取り、これをヒーターで乾燥させ、出てきた高湿の温風を別のところで結露させて湿気を除く方式です。たいていは吸湿材がローター形状になっており、回転しながら連続的にこれをやってます。


コンプレッサー式 デシカント式
メリット ・消費電力が小さめ
・室温上昇が少なめ
・室温が低くても除湿できる
・本体が軽めで持ち運びしやすい
・運転音が小さめ
デメリット ・室温が低いと除湿能力が落ちる
・本体が重め
・運転音が大きめ
・消費電力が大きめ
・室温上昇が大きめ
最適な
季節

・梅雨時〜夏
・蒸し暑い季節中心
■高温で除湿能力が高く、
 
部屋が暑くなりにくいため

・花粉の季節〜梅雨時・秋の長雨
・肌寒い季節中心
■温度低めでも除湿できるが、
  夏だと暑くなりすぎるため
相対比較なので当然ですが、まったく逆の特徴があり、一般的なお薦め時期は異なります。
各ご家庭で使用する期間が、それぞれにきちんとあてはまるなら、それに合う方式を選べばいいですが、どうせなら1台ですべての季節に使いたいものですよね。
二つの方式を併せ持ち、温度によって自動的に使い分けるハイブリッド式もありますが、当然本体は最も大きく重くなり、持ち運ぶのがつらくなります。(価格もつらい)
<参 考>

他には浴室乾燥暖房機や衣類乾燥機など、ヒーター式があります。
この日記で何度か紹介している「温度が上がれば湿度が下がる」原理で乾燥するもので、省エネ性としてはもっとも不利となりますが、他に物干し場がいらないというメリットがあります。
(洗濯乾燥機には省エネ性の高いヒートポンプ式

=コンプレッサー式の商品もあります)
◇高気密高断熱住宅なら

何度かご紹介したように、家の気密断熱性が高ければ、外が肌寒いような季節でも室内は暖かくなっていますので、低温で除湿能力が落ちてしまうコンプレッサー式でも使える期間が長くなります。
肌寒い花粉の季節や秋の長雨でもきちんと除湿能力を発揮してくれ、温度上昇も抑えられるので梅雨時から夏にかけての快適性も損なわず、電気代もデシカント式の約1/3ですみます。

ということで、我が家の除湿機はコンプレッサー式、オール電化契約のおかげもありますが、毎晩7時間使っても一月の電気代は400円程度です。(注:オール電化でない場合、オール電化でも深夜時間以外は電気代が約3倍になります。)
ただ運転音が大きめ、ちょっと古めの冷蔵庫ぐらいの音がしますので、寝室で深夜には使えません。他に物干しスペースが必要となります。

以上、今回の除湿機の選択も一例として、家の基本性能が違うといろんなことが変わってきます。家づくりの検討の際にはぜひお考えいただきたいと思います。

<その他参考情報>
  各メーカー乾燥時間を競っており、1時間ぐらいで乾くという表示がありますが、「いい条件が揃ったときにはそのぐらいで乾くこともある」ぐらいで考えましょう。ちょっと厚手の服があれば4〜6時間かかるのが普通です。
 

コンプレッサー式には冷風機能がついたものがあります。冷たい風が出てくるので、その風に当たっている人は涼しいですが、後ろからは熱い空気が出ていて部屋の温度は上がっていきます。部屋全体の冷房としては使えませんのでご注意を。

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